1 石けんシャンプーは
なぜ髪がきしんだりべたつくのか?
シリコンやポリマーなどの髪をコーティングしてくれる成分が配合されていない為きしむ
- 石けんシャンプーを5〜20日ほど続けると少しずつきしみを感じにくくなっていきます。
パーマやカラーなどで傷んだ髪は、キューティクルがはがれたところに石けんカスが入りこんでしきしみを感じる
- パーマやカラーをした後しばらくは、石けんシャンプーではなくアミノ酸系のシャンプーや湯シャンをおすすめします。
石けんが水道水のミネラル分と反応 → 石けんカスができてべたつく
- 汚れに対して石けんの量が足りないと石けんカスができやすいので、石けんで洗う前に汚れを落とし、十分な量の石けんを使用するとできにくくなります。
また、クエン酸リンスや酸性のリンスなどを使うことで多少取り除くことができます。
2 石けんシャンプーと
一般的なシャンプーの違い
洗浄成分 | 高級アルコール系・アミノ酸系 |
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メリット | 泡立ち・使用感が良い 髪をコーティングしてくれる |
洗浄成分 | 液体石けん・固形石けん |
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メリット | 洗浄力が高い 良くも悪くも髪本来の姿に戻る |
3 クエン酸リンスとは?
クエン酸とは、柑橘類の果実の中に含まれる有機酸です。
石けんシャンプーで洗うことにより髪がアルカリ性にかたむくため、酸性のクエン酸リンスで中和する必要があります。
石けんシャンプーでアルカリ性に傾いた髪と地肌を「クエン酸リンス」で中和して弱酸性に戻すことにより、きしみが取れる。
石けんシャンプーでできた金属石けんが脂肪酸に変わり、べたつきが減る
オススメは、洗面器に洗面器に7分目程度のお湯(38℃位)にクエン酸リンス5〜8mLを混ぜて髪全体になじませた後洗い流し、 更にクエン酸リンス適量を手にとって、きしみや絡みが気になる部分にはよくなじませて洗い流す方法です。
きしみやが気になる部分に直接リンスをつけ足し中和することにより、髪がサラサラになります。
4 石けんシャンプー&
クエン酸リンスの使用方法
- お風呂に入る前にブラッシングをして頭皮の汚れを落としやすくする。
- 石けんシャンプーを使う前に頭皮を中心にお湯だけで予洗いをして、軽い汚れを落としておく。
予洗いの後、湯船につかって頭皮の汚れをうきあがらせておくと、なお良いと思います。 - 十分な量の石けんシャンプーを使って頭に直接つけるて泡立てる。(泡だてネットで泡立てから洗うと髪に優しいです) 使い始めは泡立ちにくいので、石けんシャンプーを多めにとってお使いください (髪の長さにより5〜10mLくらい)
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頭皮を中心に洗う頭皮を中心に、指の腹でマッサージするようにやさしく洗ってください。
頭皮の汚れ(油)と石けんが反応すると泡がすぐに消えてしまうため、石けんシャンプーを多めの使うか、一度洗い流してもう一度石けんシャンプーを付けて泡だてるなどして、できるだけ泡立つ状態で洗ってください。
ほどよく泡だてて洗うと仕上がりはサラサラに、泡が足りないとベタつきの原因になります。毛髪の部分はあまりこすらず泡をさっとなじませて優しく洗います。
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よくすすぐすすぎが十分でないと石けんカスが頭皮や髪に残り、かゆみやベタつきの原因になるので、頭皮を中心によく洗い流します。
- クエン酸リンスを髪になじませ、よく洗い流す。
オススメは、洗面器に洗面器に7分目程度のお湯(38℃位)にクエン酸リンス5〜8mLを混ぜて髪全体によくなじませて洗い流し、きしみや絡みが気になる部分に更にクエン酸リンスをなじませて洗い流す方法です。きしみやが気になる部分に直接リンスをつけ足し中和することにより、髪がサラサラになります。 -
タオルドライ、ドライヤーでしっかり髪を乾かす濡れた状態の髪は非常に傷みやすいので、優しくタオルドライした後、 後頭部を中心に髪の根元からドライヤーで髪を乾かします。ドライヤーの熱で髪に負担がかかることを防ぐため、ドライヤーを髪から20cmほど離して乾かすとよいです。
半乾きの髪はニオイのもとになるだけでなく、髪が痛む原因にもなるので、必ず完全に乾かしてください。
*髪をしっかり乾かすことにより、キューティクルが閉じて髪がサラサラの状態になります。
*パサつきがきになる場合は、半乾きの髪に少量のオイルをなじませると、しっとりと仕上がります。(毛先を中心になじませる)
5 湯シャン・ノープーとは?
シャンプーや石けんなどを一切使わずにお湯だけで髪を洗う「湯シャン・ノープー」が自然派の方の間で増えています。
正しく湯シャンすることにより、7~8割の汚れはお湯に落とせると聞いて、10日間ほど試してみました。
シャンプーによって必要な皮脂を洗い流してしまったり、頭皮や髪に合わないシャンプーを使うことなどによって起こるトラブルを防ぐことができる
髪や頭皮が自然な状態にもどり健康的になる
シャンプーにかかるお金を節約できる、シャンプージプシーしなくてすむ
湯シャンは正しい方法で行わないと、皮脂やほこりなどの汚れが酸化して毛穴につまってニオイや炎症の原因となります。洗ったのに頭がかゆくなるのは汚れが落ちていない可能性があるので、以下の方法で正しい湯シャンを行うことをオススメします。
- お風呂に入る前にブラッシングをして頭皮の汚れを落としやすくする
- 頭皮を中心にお湯だけで予洗いをして、軽い汚れを落としておく
予洗いの後、湯船につかって頭皮の汚れをうきあがらせておくとなお良いと思います。 - 少しぬるめ(35~38℃)のシャワーで、頭皮を中心に指の腹でマッサージするようにやさしく洗う
髪の部分は絡まりやすいので、あまりこすらず軽く指を通して優しく汚れを落とします。 - 湯シャンをした後髪がきしむようなら、リンスやコンディショナーを使って髪を整える
- タオルドライ、ドライヤーでしっかり髪を乾かす
濡れた状態の髪は非常に傷みやすいので、優しくタオルドライした後、 後頭部を中心に髪の根元からドライヤーで髪を乾かします。<ドライヤーの熱で髪に負担がかかることを防ぐため、ドライヤーを髪から20cmほど離して乾かすとよいです。
半乾きの髪はニオイのもとになるだけでなく、髪が痛む原因にもなるので、必ず完全に乾かしてください。
- ワックスやスタイリング剤は髪はお湯だけで洗い流すことができないので、石けんやシャンプーを使う必要がある。
- 最初から毎日湯シャンするのはハードルが高い → 週1~2の湯シャンから始める。
- 髪を洗う=いい香りのシャンプーで髪を洗うというイメージがしみついているため、お湯だけで洗うのがさみしい・・・せめてリンスだけでも使って香りを楽しみたいというのが本音です。
- 湯シャンは楽だと思っていたが、シャワーだけで汚れを落とすのが大変。また、汚れが落ちているのかの判断も難しい。そのうちシャワーで汚れを落とすのがめんどうになり、予洗いした後に頭ごと湯船に入って洗うようになった。
湯シャンは楽だと思っていたけど、汚れを落とすのに意外と時間がかかったり、香りがなくてさみしかったりするので、基本は石けんシャンプー&クエン酸リンスを使って気が向いた時に湯シャンするスタンスが良いと思いました。(個人の意見です)
6 まとめ:石けんシャンプーを
続けるためのコツ
- 石けんシャンプーで洗う前にブラッシングしたりお湯のみで洗って汚れを落としておく
- 十分に泡立つ量の石けんシャンプーを使って、頭皮を中心にマッサージするように洗う
- 頭皮を中心によく洗い流す
- 石けんシャンプーの後はクエン酸リンスで髪や地肌を弱酸性に戻す
- 髪をしっかり乾かす
- 石けんシャンプー/時々湯シャンの組み合わせも良いかも◎
石けんシャンプーを使い始めた頃は、きしみやベタつきなどが気になることもあると思いますが、コツをつかめばサラサラの髪になります。
石けんシャンプー&クエン酸リンスを続けて、健康的な髪とお肌を目指しましょう!