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石けんの歴史

石けんは、紀元前3000〜2500年
古代ローマ時代の始め頃にサポーの丘で
発見されたと言われています


また、同じ頃にシュメール人が
石けんを使って羊毛の洗浄していたことや
石けんの作り方やレシピを
粘土板に記したとされています


石けんの作り方は少しづつ変化して
現代の大量生産が可能な製造方法に
たどりつきましたが


「油脂」と「アルカリ」を鹸化して
「石鹸」ができるという基本は変わりません


石けんの始まりから
現代までの歴史をまとめてみました

 

 

目次

  1. 紀元前3000以前 石けんが作られる前

  2. 紀元前3000〜2500年頃 石けんで汚れが落ちることを発見する

  3. 8世紀頃 軟石けんが作られるようになる

  4. 12世紀頃 硬い石けんが作られるようになり、ヨーロッパで広がる

  5. 17世紀 フランス国王ルイ14世が「マルセイユ石けん」の製造基準を作る

  6. 18世紀 ルブラン法によって、石けんが大量に作れるようになる

  7. 19世紀〜現代 ソルベー法によって油脂に苛性ソーダを混ぜる製法が確立される

  8. 日本と石けんの歴史

 

 

    世界と石けんの歴史

     

      

     

    紀元前3000以前

    石けんが作られる前は、粘土や灰汁、植物などで汚れを落としていた

    紀元前3000〜2500年頃

    チグリス・ユーフラテス川流域 (現在のイラク)

    シュメール人によって、石けんの製法とレシピ、石けんを使った羊毛の洗浄方法が粘土板に書かれた。

    石けんは油1:植物の灰5.5 の割合で作られたと記載され (脂肪酸と炭酸カリウムの反応)、人類初の化学反応の可能性もあるとされている。

    石けんは塗り薬や織布の漂白洗浄にも利用されていたらしい。



    古代ローマ(現在のイタリア)

    古代ローマ時代はじめ頃、サポー(Sapo)の丘の神殿で、焼いた羊から落ちた脂と灰が混ざった土に汚れを落とす力があることを発見する。英語の「ソープ (Soap) は、サポー(Sapo) が由来であるといわれている。
    石鹸の「石」は「固いもの」を意味し、「鹸」は「灰汁」、「アルカリ (塩基)」を意味する。


    製造方法

    油脂と木炭を混ぜて製造
    【脂肪酸と炭酸カリウム (アルカリ成分) の反応】

    8世紀頃
    エスパニア(現在のスペイン)、イタリア

    やわらかい「軟石けん」が作られるようになる。
    くさい石けんだったらしい。


    製造方法

    油脂と木や海藻の灰を混ぜて製造
    【脂肪酸と炭酸カリウム (アルカリ成分) の反応】

    12世紀頃
    フランス (マルセイユ)、イタリア (サボナ、ベネチアなど)

    くさくない硬い石けんが作られるようになり、ヨーロッパで広まる。サボナはフランス語の石けん=サボン(savon)の語源らしい。


    製造方法

    油脂と木や海藻の灰を混ぜて製造
    【脂肪酸と炭酸カリウム (アルカリ成分) の反応】

    17世紀
    マルセイユ

    1688年 フランス国王ルイ14世が「マルセイユ石けん」の製造基準を作って石けんの品質を管理するようになる。

    オリーブ油以外の原料油脂を使うことを禁止
    6〜8月の暑い時期の石けん製造を禁止
    5月以降のオリーブの実、最終搾りのオリーブ油を使用


    製造方法

    油脂 (オリーブ油) に海藻の灰を混ぜて製造
    【脂肪酸と炭酸カリウム (アルカリ成分) の反応】

    18世紀
    フランス、イギリス

    産業革命によって織物工業が発展し、原糸や織物の不純物を洗うために多くの石けんが必要になる。

    石けんの原料となるアルカリ剤が不足
    (海藻灰や木灰からアルカリ剤を製造していた)

    硫酸ナトリウム(ルブラン芒硝)と石灰石・木炭を一緒に焼いて洗った後、水に溶け出した成分を濃縮して炭酸ソーダの結晶を取り出す事に成功し(ルブラン法)

    1791年にルブラン法による最初の工場をパリの北に位置するサンドニに設立

    イギリスでルブラン法が普及し、ソーダ工業化の第一歩となる


    製造方法

    油脂に炭酸ソーダを混ぜて製造
    【脂肪酸と炭酸ソーダ (アルカリ成分) の反応】

    海藻灰や木灰から製造していた炭酸カリウム (アルカリ成分) から、ルブラン法によって製造された炭酸ソーダ (アルカリ成分) によって石けんが作られるようになる。

    19 世紀
    〜現代

    イギリス

    ベルギーの化学技術者アーネスト・ソルベーが、炭酸水素ナトリウム(重曹)を焼いてソーダを作る方法「ソルベー法」を確立する

    ソルベイ法による炭酸ナトリウムの製造工場が1872年にイギリスに建設され、安価で質の良いソーダを作れるようになり、ソーダ工業が発展する

    塩水を電気分解する電解法(電解ソーダ法)で苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)が作られるようになる。

    現在にいたる
    電解法には「隔膜法」「水銀法」「イオン交換膜法」があり、日本ではイオン交換膜法により苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)が作られている


    製造方法

    油脂に苛性ソーダを混ぜて製造
    【脂肪酸と苛性ソーダ(アルカリ成分) の反応】

    現在も固形石けんの製造に苛性ソーダが使用されている。

    日本と石けんの歴史

    石けんが作られる前 灰汁(あく)や米の研ぎ汁、米ぬか、海草の煮汁などで汚れを落としていた。
    安土桃山時代 南蛮貿易によりポルトガルやスペインから石けんが渡来した。当時の石けんは灰汁を麦粉で固めたものだったが、とても貴重で将軍や大名など地位のある人しか使えなかった。(当初は薬として使用された)
    江戸時代
    1824年
    医薬品として日本初の石けんが作られた。
    明治時代前半
    1873年
    日本初の石鹸製造所「堤磯右衛門石鹸製造所 (神奈川県) 」にて洗濯石けんが製造される。

    翌年1874年に化粧品石けんが製造される。

    1893年 (明治26年)に堤磯右衛門石鹸製造所が廃業となった後、堤磯右衛門の門下生が「花王」、「資生堂」で石けんの製造を行う。
    明治時代後半
    1900年頃
    石けんが一般的に普及し、顔や体を洗ったり、洗濯など使用されるようになる。
    それまで庶民は、植物(小豆の粉、ぬか等)や灰汁で洗濯したり身体を洗っていた。