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石けんの歴史

石けんの歴史

SOAP HISTORY

何千年も変わらない
石けんのこと。

石けんの歴史は、約5,000年前までさかのぼります
灰と油脂を使った洗浄から始まり
やがて技術や化学の発展とともに
世界中の暮らしへ広がっていきました

つくり方は進化しても
「油脂」と「アルカリから石けんが生まれる」
という基本は、今も変わっていません


BEFORE SOAP

石けんが生まれる前から、
人は「洗う」工夫をしていました。


石けんが生まれるよりずっと前から、 人々は灰や粘土、植物など、 身近にあるものを利用して身体や衣類を洗ってきました。

日本でも、灰汁や米ぬか、米のとぎ汁などが 暮らしの中で利用されてきました。

灰汁で洗う

木や植物の灰を水に浸すことで得られるアルカリ性の液を、 洗浄などに利用していました。

植物・土

自然の力を借りる

粘土や植物など、 土地ごとに手に入る素材を使って 汚れを落とす工夫が生まれました。

日本

米ぬかやとぎ汁

米文化のある日本では、 米ぬかや米のとぎ汁も、 暮らしの中で活用されてきました。

AROUND 2800 BCE

油脂と灰が出会い
石けんの原型が生まれました。


古代メソポタミアでは、 紀元前2800年頃には脂肪と灰を煮た 石けんのような物質が使われていた記録があります。

当時は現在のような化粧石けんではなく、 衣類の洗浄やさまざまな用途に使われていたと考えられています。

FAT / OIL 油脂 動物脂・植物油など
ASH アルカリ源
EARLY SOAP 石けんの原型 洗浄に使われるように

A LEGEND

石けんには、「サポーの丘」の伝説もあります。

古代ローマの「サポーの丘」で、 動物の脂と祭壇の灰が雨によって川へ流れ込み、 その場所で洗濯すると汚れがよく落ちた―― という有名な伝説があります。

ただし、これは石けん誕生の史実として確認された話ではなく、 石けんにまつわる伝承のひとつとして語られています。

SOAP THROUGH TIME

石けんは、少しずつ
世界の暮らしへ広がっていきました。


原料も、つくり方も、使われ方も少しずつ変化しながら、 石けんは長い時間をかけて日用品へと育っていきます。

紀元前2800年頃

石けんの原型

古代メソポタミアで、 脂肪と灰を使った石けん様物質の記録が残されています。 「油脂+アルカリ」という基本の始まりです。

古代〜中世

さまざまな地域へ

エジプトや地中海沿岸などでも、 油脂とアルカリ性の素材を使った洗浄料がつくられ、 用途や製法が少しずつ発展していきました。

7〜12世紀頃

地中海の石けんづくり

オリーブ油など植物油を使った石けんづくりが、 イタリア、スペイン、フランスなどの地中海沿岸で発展。 石けんづくりがひとつの産業になっていきます。

17世紀

品質を守るという考え方

フランス・マルセイユなどでは石けん産業が発展。 原料や製造方法を定め、 品質を守ろうとする取り組みも進んでいきました。

1791年

アルカリを工業的につくる

フランスの化学者ニコラ・ルブランが、 食塩からソーダ灰を製造する方法を特許化。 石けんを大量につくるための大きな転換点となりました。

19世紀

特別なものから、日用品へ

化学と工業の発展によって石けんの大量生産が可能になり、 それまで高価だった石けんは、 徐々に多くの人が使える日用品になっていきます。

20世紀〜現在

洗うものは、さらに多様に

石けんに加えて合成洗剤など新しい洗浄料も登場し、 用途に合わせたさまざまな製品がつくられるようになりました。 その中でも、昔ながらの石けんは今も使われ続けています。

 

MARSEILLE

石けんづくりから、
「品質を守る文化」へ


地中海沿岸では、 オリーブ油を利用した石けんづくりが発展しました。

特にフランス・マルセイユは、 石けん産業の代表的な土地のひとつとして知られています。

石けんが広くつくられるようになるにつれ、 原料や製法を定め、 一定の品質を守るという考え方も生まれていきました。

もう少し詳しく ― マルセイユ石けんについて

マルセイユ周辺では、 地中海地域で豊富に得られる植物油などを利用して石けん産業が発展しました。 17世紀には製造方法や原料に関する規定が設けられるなど、 品質を維持するための取り組みも行われています。

現代では「マルセイユ石けん」という言葉がさまざまな製品に使われていますが、 歴史的にはこの地域の石けん産業と製法文化に由来する名称です。

18TH–19TH CENTURY

化学の発展が
石けんをもっと身近なものに


石けんづくりに欠かせないアルカリは、 長い間、植物や木の灰から得ていました。

18〜19世紀になると、 アルカリを工業的につくる技術が発展。 石けんを安定して大量につくれる時代へと変わっていきます。

BEFORE 灰からアルカリを得る 地域や原料によってばらつき
CHEMISTRY 工業的に製造 アルカリを安定して供給
EVERYDAY LIFE 日用品へ より多くの人の暮らしへ

SOAP IN JAPAN

日本にも、
石けんがやってきました。


石けんが伝わる前の日本では、 灰汁や米ぬかなど、 身近な素材を使って洗う文化がありました。

そこへ海外から石けんが伝わり、 長い時間をかけて日常の暮らしへ根づいていきます。

石けん伝来以前

身近な素材で洗う

灰汁、米ぬか、米のとぎ汁など、 暮らしの中にある素材が洗浄や手入れに利用されていました。

16世紀頃

海外から石けんが伝わる

南蛮貿易などを通して、 西洋の石けんが日本へ伝わったとされています。 当初は非常に貴重なものでした。

江戸時代

まだまだ高価な存在

石けんは一般家庭に広く普及したものではなく、 輸入品を中心とした高価な品でした。

19世紀〜明治

国内でも石けんづくりへ

近代化とともに国内でも石けん製造が始まり、 生産技術の発展とともに少しずつ普及していきます。

20世紀〜現在

暮らしの当たり前に

身体、顔、手、衣類など、 さまざまなものを洗う日用品として 石けんは広く使われるようになりました。

THEN & NOW

技術は変わっても、
石けんの基本は変わりません。


昔は灰から得ていたアルカリも、 今では安定した品質で製造できるようになりました。
製造設備も、衛生管理も、品質管理も大きく進化しています。

それでも石けんの基本は、 油脂とアルカリを反応させること。

約5,000年前から続いてきたシンプルな原理が、 今も毎日の「洗う」を支えています。

FROM HISTORY TO RAILOO

昔から続いてきた石けんを、
今の暮らしへ。

何千年もの間、 原料や設備、技術は大きく変化してきました。

でも、 油脂とアルカリから石けんをつくる。
そのシンプルな考え方は今も変わりません。

Railooの固形石けんも、 植物油とアルカリを反応させ、 乾燥・熟成期間を設けて仕上げる コールドプロセス製法でつくられています。

昔から続いてきた石けんを、 今の暮らしに合うかたちで届ける。
それがRailooの石けんづくりです。

MORE ABOUT SOAP

石けんを知ると、
毎日の「洗う」が少し面白くなる。

何千年も暮らしのそばにあり続けた石けん。
その仕組みや製法をもう少し知ってみませんか。